歯周病を悪化させる口内環境とは?
いわぶち歯科です。
歯周病の直接的な原因はプラークですが、「口の中の環境」や「生活習慣」にも、歯周病を間接的に悪化させる「危険因子」が存在します。
だからこそ、歯周病は生活習慣病に分類されるのです。
正しい方法で歯磨きをして歯垢を除去することが、歯周病対策の基本ですが、その上で危険因子(リスクファクター)を減らすことが重要です。
本日は口腔内環境の危険因子についてお話しします。
『歯石』
歯垢を放っておくと、唾液に含まれるカルシウム等が沈着して歯石へと変化します。
歯石の表面には細菌が多く、歯垢が殖えやすいため、歯周病をさらにエスカレートさせる可能性が高くなります。
『歯並び』
歯並びが悪い部分はブラッシングが不十分になる傾向があるため、歯垢が殖えて炎症が発生しやすくなります。
『自分に合わない修復物等』
ご自身の歯に合っていない詰め物や被せ物の周囲には磨き残しが多くなり歯垢が蓄積しやすくなります。
『口腔習癖』
「口腔習癖」とは、癖になっている好ましくない習慣の事であり、ここでは「歯ぎしり」や「口呼吸」のことを指します。これもやはり歯周病の危険因子と言えます。
・口呼吸
口呼吸をしていると、口内が乾いて歯垢が付着しやすくなります。
さらに、歯肉の抵抗能力がダウンして、炎症の発生リスクが高まります。
・歯ぎしり
歯周組織は「横方向の力(歯ぎしり等)」に非常に弱く、歯周病がエスカレートしやすくなります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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