マウスピース型矯正のリスク|後悔しないための全知識と対策法

文京区後楽園駅・飯田橋駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科「文京いわぶち歯科・矯正歯科」です。
マウスピース型矯正は、透明で目立たず、取り外しが可能という利便性から、多くの方が選択されています。しかし、どんな治療にもメリットとデメリット、そしてリスクが存在します。本記事では、マウスピース型矯正を検討されている方が、治療後に後悔することなく、満足のいく結果を得られるよう、その魅力だけでなく、知っておくべきリスクや注意点を網羅的に解説いたします。
リスクを正しく理解することは、安心して治療に臨み、理想の歯並びを手に入れるための大切な一歩です。この記事を通じて、あなたの不安を払拭し、適切な治療選択の一助となれば幸いです。
はじめに:マウスピース矯正の魅力と知っておくべきリスク
近年、歯科矯正の選択肢として「マウスピース型矯正」を選ぶ方が増えています。透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、食事や歯磨きの際に自分で取り外せる手軽さが、その大きな魅力です。仕事で人前に出る機会が多い方や、固定式のワイヤー矯正に抵抗がある方にとって、非常に魅力的な治療法と言えるでしょう。
しかし、どのような医療行為にもメリットだけでなくリスクは存在します。マウスピース型矯正も例外ではなく、治療に踏み切る前に知っておくべき注意点や、身体に起こりうる変化があります。この記事では、マウスピース型矯正が持つそうしたリスクや、治療を成功させるための対策法について、具体的な情報を提供いたします。
治療の現実的な側面を理解することは、後悔のない満足な治療結果を得るための第一歩です。ご自身のライフスタイルや価値観に照らし合わせながら、安心して治療を検討できるよう、ぜひ最後までお読みください。
【自己管理編】マウスピース矯正で後悔しないための注意点
マウスピース型矯正の成功は、患者様ご自身の自己管理が非常に重要です。固定式のワイヤー矯正とは異なり、装置の着脱はご自身で行うため、規律が求められます。このセクションでは、自己管理を怠った場合に生じる具体的なリスクや注意点に焦点を当てて解説いたします。これからご説明するポイントを理解し、実践することが後悔のない治療につながります。
装着時間を守れないと治療計画が遅れる
マウスピース型矯正では、1日あたり20時間以上の装着が推奨されています。この装着時間を守ることが非常に重要です。なぜなら、歯はマウスピースから継続的に適切な力を受けることで、計画通りに少しずつ動いていくためです。装着時間が不足すると、歯は十分な力を受けられず、計画された移動が遅れてしまいます。
その結果、次のステップのマウスピースが現在の歯並びに合わなくなり、適合不良を起こす可能性があります。適合しないマウスピースを無理に装着し続けると、意図しない方向へ歯が動いてしまったり、最悪の場合は歯に過度な負担がかかってしまったりすることもあります。このような状況に陥ると、治療計画が大幅に遅れ、当初予定していた治療期間が延長することになります。さらに、追加のマウスピース製作や治療期間の延長に伴い、追加費用が発生する可能性も出てきます。
多忙な日常生活の中で、毎日20時間以上の装着時間を守り続けることは簡単なことではないかもしれません。しかし、理想的な治療結果とスムーズな治療進行のためには、装着時間の厳守が最も重要な自己管理の一つであることをご理解ください。
食事や間食のたびに着脱が必要
マウスピース型矯正では、食事や間食の際、そして水以外の飲み物(お茶やコーヒー、ジュースなど)を飲む際には、必ずマウスピースを取り外さなければなりません。このルールを守らないと、さまざまな問題が生じる可能性があります。
まず、マウスピースを取り外すだけでなく、食後には必ず丁寧に歯磨きをしてから再装着する必要があります。これは、食べカスが歯とマウスピースの間に挟まり、細菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまうためです。特に職場や外出先では、食後にゆっくり歯磨きをする場所や時間を確保するのが難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。この一連の作業が煩わしく感じられ、自己管理の負担になることもあります。
もし、歯磨きをせずにマウスピースを装着したり、装着したまま糖分を含む飲み物を飲んだりすると、歯とマウスピースの間に糖分や細菌が閉じ込められ、虫歯や歯周病(歯肉炎)のリスクが著しく高まります。また、着色性の強い飲食物を摂取すると、マウスピース自体が着色して目立ってしまうだけでなく、熱い飲み物によってマウスピースが変形し、適合しなくなる可能性もあります。美しい歯並びを手に入れるためには、こうした日々の自己管理を徹底することが不可欠です。
紛失・破損のリスクと追加費用
マウスピース型矯正は取り外しが可能であるという利便性がある一方で、紛失や破損のリスクも伴います。例えば、外出先で食事の際にマウスピースを外してティッシュに包み、誤ってそのまま捨ててしまうといったケースは少なくありません。また、取り扱いの不注意による落下や、ケースに入れずにポケットに入れたままにしておくことでの破損なども起こりえます。
万が一マウスピースを紛失したり破損したりした場合は、すぐに歯科医院へ連絡することが重要です。自己判断でそのままにしていると、歯の移動が中断してしまい、治療計画に大きな遅れが生じる可能性があります。紛失や破損の状況によっては、前のステップのマウスピースに戻したり、次のステップのマウスピースへ早めに進めたりといった対応が必要になりますが、多くの場合、新しいマウスピースを再製作することになります。
この再製作には追加費用が発生し、予期せぬ出費につながります。さらに、新しいマウスピースが届くまでの間、治療が一時的に中断するため、全体の治療期間が延びてしまうことも考慮しなければなりません。このような予期せぬトラブルや金銭的な負担を避けるためにも、マウスピースは専用のケースに入れて大切に保管し、取り扱いには十分注意することが大切です。
マウスピース型矯正のリスク|後悔しないための全知識と対策法
リスク1:痛みや圧迫感
マウスピース型矯正では、新しいマウスピースに交換するたびに歯が動くため、痛みや圧迫感を感じることがあります。ここでは、なぜこのような痛みが生じるのか、そして痛みはどのくらい続くのか、具体的な対処法と合わせて詳しく解説します。
なぜ痛みを感じるのか?
矯正治療において痛みや圧迫感が生じるのは、マウスピースが歯に持続的な力を加えることで、歯の周りにある歯根膜という組織で炎症反応が起きるためです。歯根膜には多くの神経や血管が通っており、この炎症によって痛みを感じる仕組みになっています。特に、新しいマウスピースに交換した直後に痛みを感じやすいのは、歯が計画通りに動き始めている証拠であり、歯が動く過程における正常な反応だと言えるでしょう。
痛みはいつまで続く?対処法は?
痛みが続く期間には個人差がありますが、一般的には新しいマウスピースに交換してから2~3日程度で落ち着くことが多いです。多くの場合、数日で慣れてくるため過度な心配は不要です。痛みを和らげるための対処法としては、まず硬い食べ物を避け、やわらかいものを中心に摂ることをおすすめします。また、新しいマウスピースへの交換を就寝前に行うことで、寝ている間に歯が動いて痛みが和らぎ、日中の不快感を軽減できることもあります。もし痛みが強く、我慢できない場合は、歯科医師に相談した上で市販の鎮痛剤を服用することも可能です。痛みは一時的なものであり、適切に対処すれば管理できる範囲であることがほとんどです。
リスク2:虫歯・歯周病のリスク増加
マウスピース型矯正では、美しい歯並びを目指す一方で、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。これは自己管理が非常に重要になるポイントです。ここでは、なぜリスクが増加するのか、そしてそれを防ぐための具体的な対策について詳しく見ていきましょう。
なぜ虫歯や歯周病になりやすくなるのか
マウスピース型矯正では、装置を一日20時間以上装着し続ける必要があります。このマウスピースが歯を長時間覆うことで、通常なら唾液が果たしている自浄作用や殺菌作用が歯に行き渡りにくくなります。特に食後に歯磨きが不十分なままマウスピースを再装着すると、マウスピースと歯の間に食べかすや糖分が閉じ込められ、細菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。この状態が長く続くと、虫歯や歯周病(歯肉炎)のリスクが著しく高まってしまうため、注意が必要です。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
日本歯科大学卒業後、医療法人社団学而会 永田歯科医院勤務、医療法人社団弘進会 宮田歯科医院に勤務し、
医療法人社団ビーズメディカル いわぶち歯科開業
【所属】
・日本口腔インプラント学会 専門医
・日本外傷歯学会 認定医
・厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
・文京区立金富小学校学校歯科医
【略歴】
・日本歯科大学 卒業
・医療法人社団学而会 永田歯科医院 勤務
・医療法人社団弘進会 宮田歯科医院 勤務
・医療法人社団 ビーズメディカルいわぶち歯科 開業
文京区後楽園駅・飯田橋駅から徒歩5分の歯医者
『文京いわぶち歯科・矯正歯科』
住所:東京都文京区後楽2丁目19−14 グローリアス3 1F
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