インプラント治療の前に治療しておくべき疾患とは？
文京いわぶち歯科・矯正歯科です。
本日はインプラント治療の前に治療しておくべき疾患についてお話しします。
【1】喫煙者
もちろん疾患ではありませんが、「喫煙者の歯茎に流れる血液量」は少なめになる傾向にあるため、外科処置後の治りが悪くなるかもしれません。
実際、「喫煙者のインプラント成功率は通常より低い」というデータがあります。可能な限り禁煙してからインプラント治療を始める事をおすすめします。
【2】糖尿病
糖尿病にかかっている人は、歯周病にも見舞われやすいです。
歯周病はインプラント治療の大敵ですから、糖尿病になっている方は血糖値をコントロールしなければなりません。
【3】腎臓疾患
腎臓疾患にかかっていると、インプラント治療に伴う外科処置後に治癒不全に見舞われやすくなります。
インプラント治療においては、「歯茎を切開して、ボルトを埋める」という工程がありますから、身体への負担は大きいと言えます。そして傷の治りが遅ければ、感染症に襲われる危険性が上がります。
【4】高血圧症
高血圧症の方は血が止まりにくいです。
インプラント治療における外科処置中は、モニターを使って血圧・心拍数・脈拍などの管理を行いますが、高血圧症の場合はこれらに変化が生じてしまいやすいです
【5】骨粗しょう症
骨粗しょう症の方は骨が弱い傾向にあります。そのため骨に厚みがあったとしても、ボルトとインプラントを結合できないケースがあります（ごくまれですが）。
また、骨粗しょう症の薬の副作用でアゴの骨が壊死する場合もありますから、気をつけなくてはなりません。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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