昨日の続きです・・・
ボージョレ・ヌーボーについてあるソムリエの方に聞いた
解説です。(ちなみにソムリエ界では有名な方です・・)
「一言で言ったら安い地酒、つまり安いワインだから当然熟成
しないし、寝かしておいても味は美味しくならないし、だったら
さっさと売ってしまおうとボージョレのおじさん達が考えたことなの
です。ワインにして早くお金に替えようと始まったのが1950年代
で日本には1984年が最初でした。日本に紹介される前は毎年
11月15日だったんだけど、それだと年によっては日曜に重なる
こともあるとあまり働きたがらないボージョレのおじさん達が今現在
の11月の第三木曜と決めたのです。
去年、100年に一度のビィンテージと言われましたね、そもそも
熟成しないボージョレのビィンテージは他のワイン、例えばボルドー
等の価格で言えば7000円以上のワインになるけど、これぐらい
だと熟成するからビィンテージが成長具合を知る上で大変重要
になってきますが、ボージョレの場合、単にその年の特徴だろうと
思います。ちなみに去年の特徴は知っての通り夏の暑さですが、
そのおかげで、とても糖度が高くてなんて・・・ことが言われましたが、
ボージョレの軽やかさが消えたとフランスで言われていたと言う・・・
まぁいずれににしてもこのところのボージョレワインも随分変わって
きてますね、安い地酒でしかなかった物が色々作り方で工夫を
凝らしているのがでてるよね。値段が3300円とか3500円とか
少し高めのやつがそう、ワイン的にみてもヌーボーワインとは呼べ
ないような、もう少し格が上のワインみたいな、ところが一年に
一度だから少しでも高い方が美味しいと皆思ってるようです。
間違いではないではないけどね・・・
ボージョレは、一年に一度のフレッシュなワインって考えて頂け
ればと思います。」
いや~プロの意見は勉強になります!
皆さん参考になりましたか?
このことをふまえて今年のボージョレ味わってみてはいかがですか?