マウスピース矯正中でもスポーツはできる？競技別の注意点

マウスピース矯正中でもスポーツはできる？
スポーツによっては装置の取り外しが必要な場合も
マウスピースを外す時間と装着時間の管理が大切
スポーツ習慣がある場合は事前に申告を
保定期間や小児矯正でも運動は継続可能
まとめ

文京区後楽園駅徒歩5分の歯医者・矯正歯科「文京いわぶち歯科・矯正歯科」です。
マウスピース矯正中でもスポーツは楽しめるのか、不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
激しい運動中に装置が口内を傷つけたり、破損したりするリスクが気になる方もいらっしゃいます。
歯科矯正の専門家による診断と適切な対策を行えば、マウスピース矯正中でもスポーツとの両立は十分可能です。
今回は、マウスピース矯正中のスポーツへの影響や注意点、安心して運動を続けるためのポイントを解説します。
この記事を読むことで、スポーツを楽しみながら効率よく矯正治療を進めるコツが分かります。
結論として、マウスピース矯正は多くのスポーツと相性が良く、無理なく両立できる治療方法です。

マウスピース矯正中でもスポーツはできる？

インビザラインなどのマウスピース矯正は、装着したままでもスポーツが可能な治療方法です。
マウスピースは透明で薄く、柔らかいポリウレタン製で作られているため、運動時に口内を傷つけにくいという特長があります。
特にジョギングやテニス、バドミントンなどの非接触型スポーツであれば、矯正装置を外す必要はありません。
ただし、格闘技やコンタクトスポーツなど衝撃のある競技では、別の対応が求められることもあります。
運動の種類に応じてマウスピースの使い方を見直すことで、より安全にスポーツを続けられます。

スポーツによっては装置の取り外しが必要な場合も

顔面への衝撃が多い競技では、矯正用マウスピースを外し、スポーツ専用のマウスガードを使う必要があります。
これはインビザラインが歯を動かすために設計されており、衝撃吸収性能には限界があるためです。
歯や装置を守るためにも、以下のような対策を取りましょう。

・ラグビーやボクシングではスポーツ用マウスガードを併用する
・マウスピースの取り外し時間は90分以内を目安に管理する
・取り外した際は専用ケースでしっかり保管する

スポーツの種類によって最適な対応を取ることで、矯正と競技の両立がしやすくなります。

マウスピースを外す時間と装着時間の管理が大切

マウスピース矯正では、1日20時間以上の装着が推奨されています。
スポーツのために装置を外す場合でも、この目安を下回らないように注意が必要です。
とくに食事や歯みがきでも外す時間が発生するため、スポーツに使える時間は限られます。
無計画に外してしまうと、治療の遅れや効果の低下を招くことがあります。
スポーツ時間を加味した装着スケジュールの調整が求められます。

スポーツ習慣がある場合は事前に申告を

矯正治療のカウンセリング時には、普段行っているスポーツや競技について必ず申告してください。
医師は運動内容を踏まえて治療計画を立て、適切な装置の選定や注意点を提案してくれます。
必要に応じて、以下のような選択肢が考慮されます。

・マウスピース矯正（取り外し可能で柔軟性が高い）
・裏側矯正（外傷リスクの少ない内側装着）
・ブラケット装置に対応した専用マウスガードの作製

患者のライフスタイルに合わせた矯正方法を選ぶことが、無理のない治療の第一歩です。

保定期間や小児矯正でも運動は継続可能

矯正治療後は、歯列の後戻りを防ぐためにリテーナー（保定装置）を使用します。
この期間も、基本的には装着したままスポーツが可能です。
ただし、ワイヤー付きの保定装置の場合は、強い衝撃で破損する可能性があるため注意が必要です。
また、小児矯正中の取り外し式装置も、競技内容によっては一時的に外した方が安全な場合があります。
安全性を確保しつつ、治療の効果を保つ工夫が重要です。

まとめ

マウスピース矯正中でも、適切な配慮と対策を行えばスポーツは十分に続けられます。
非接触型スポーツでは装置を装着したままで問題ありませんが、格闘技や激しい接触を伴う競技ではスポーツ用マウスガードの使用が必要です。
治療の成功には、1日の装着時間やスケジュール管理が重要となります。運動習慣がある方は、必ず事前に歯科医へ相談しましょう。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。