歯周病のリスクを減らす生活習慣とは?
目次
文京区後楽園駅徒歩5分の歯医者・矯正歯科「文京いわぶち歯科・矯正歯科」です。
「歯磨きを頑張っているのに歯周病が心配」という方は多いのではないでしょうか。
実は歯周病は歯磨きだけでは防げず、生活習慣の改善が欠かせません。
今回は、歯周病のリスクを減らす生活習慣を詳しく解説し、実践法を提案します。
この記事を読むことで歯と体の健康を守るための知識と行動が身につきます。
結論として、歯磨きと生活習慣の両面を意識することが歯周病予防の最善策です。
歯周病のリスクを正しく知ろう
歯周病は40代では約半数、軽度を含めれば8割の人が抱える国民病といわれます。
多くの人が「歯磨きを頑張れば防げる」と思いがちですが、実際には免疫力や生活習慣が大きく影響します。
歯周病の主な原因は、細菌、免疫、環境の3つに分かれます。
- ・細菌の要因(歯垢や歯石)
- ・生体の要因(免疫力低下、加齢、持病)
- ・環境の要因(喫煙、飲酒、睡眠不足、ストレスなど)
この3つが複雑に絡むことで、歯周病は進行しやすくなります。
免疫力の低下が歯周病を悪化させる理由
お口の中には300種類以上の細菌が存在し、普段はバランスを保っています。
しかし免疫が低下すると歯周病菌が増殖し、歯を支える骨を溶かしていきます。
免疫力は加齢とともに低下するため、特に30~40代以降は注意が必要です。
そのため生活習慣の見直しが重要です。
免疫力を高める食生活のポイント
免疫の約7割は腸内で作られます。
バランスの良い食事が腸内環境を整え、歯周病予防につながります。
- ・ビタミンB群(卵、納豆、乳製品、レバー)
- ・ビタミンC(フルーツ、野菜)
- ・ビタミンA(緑黄色野菜、チーズ)
- ・ビタミンE(ナッツ、かぼちゃ、アボカド)
- ・ミネラル(海藻類)
- ・タンパク質(肉、魚、卵、乳製品)
糖質の過剰摂取は血糖値を上げ、糖尿病のリスクとなり、歯周病悪化にもつながるため注意しましょう。
アルコールとタバコは大敵
過度の飲酒は肝臓の働きを弱め、免疫力を低下させます。
厚生労働省は純アルコール20グラム(ビール500ml、ワイン2杯程度)を1日上限としています。
タバコは歯ぐきの血流を悪化させ、歯周病菌の増殖を助長します。
- ・歯ぐきの血行不良
- ・ヤニによる歯の汚れ
- ・交感神経の刺激で血糖値上昇
禁煙は見た目の改善だけでなく歯周病予防に直結する重要なステップです。
睡眠とストレス管理で免疫アップ
質の良い睡眠は副交感神経を優位にし、免疫細胞を活発化させます。
睡眠の質を上げるポイントは以下の通りです。
- ・毎日同じ時間に寝起きする
- ・朝日を浴びる
- ・寝る前のスマホ・テレビを控える
- ・寝る直前に食事をしない
- ・入浴は寝る2~3時間前に済ませる
また、ストレスは免疫を低下させる大敵です。
よく笑うことはストレス解消に役立ち、免疫力アップの簡単な方法です。
歯周病は全身の健康リスクとも関係
歯周病は心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病など全身疾患と深い関連があります。
歯を失うと噛む力が弱まり、栄養摂取にも支障をきたします。
- ・食生活の質の低下
- ・肥満や糖尿病の悪化
- ・高齢期の生活の質の低下
そのため「歯を守ること=体を守ること」という意識がとても重要です。
歯科検診やセルフケアとあわせ、生活習慣の見直しに取り組むことが予防の基本です。
まとめ
歯周病予防には歯磨きだけでなく生活習慣の改善が欠かせません。
栄養バランスの良い食事、禁煙、適量の飲酒、十分な睡眠、ストレス管理を実践することが大切です。
歯と体の健康を守るため、できることから少しずつ生活を見直していきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
日本歯科大学卒業後、医療法人社団学而会 永田歯科医院勤務、医療法人社団弘進会 宮田歯科医院に勤務し、
医療法人社団ビーズメディカル いわぶち歯科開業
【所属】
・日本口腔インプラント学会 専門医
・日本外傷歯学会 認定医
・厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
・文京区立金富小学校学校歯科医
【略歴】
・日本歯科大学 卒業
・医療法人社団学而会 永田歯科医院 勤務
・医療法人社団弘進会 宮田歯科医院 勤務
・医療法人社団 ビーズメディカルいわぶち歯科 開業
文京区後楽園駅・飯田橋駅から徒歩5分の歯医者
『文京いわぶち歯科・矯正歯科』
住所:東京都文京区後楽2丁目19−14 グローリアス3 1F
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