文京いわぶち歯科・矯正歯科です。

顎関節症という言葉を聞いたことがありますか?
顎を動かすたびに痛みを感じる、あるいは顎の動きに音がする…
これらの症状は、実は多くの人が一生のうちに経験することがあるものです。
今回は、その顎関節症について詳しくご紹介します。

 

顎関節症の基本知識

顎関節症は、顎関節や咀嚼筋の痛み、また顎関節の雑音や開口障害を主要な症状とする障害のことを指します。
少なくとも1つ以上のこれらの症状が出ると、顎関節症と診断されることが多いです。
重要な点として、耳の症状や頭痛などだけでは顎関節症とは診断されません。

 

発症の主な原因

顎関節症の原因は一つではありません。
かつては「かみ合わせの悪さ」が主な原因とされていましたが、現在では多因子病因説が有力となっています。
精神的なストレスや日常の行動要因、外傷、解剖学的な要因など、さまざまな因子が絡み合って症状を引き起こします。

 

発症の頻度について

実は、顎関節に症状を感じる人は多く、厚生労働省の調査によると多くの人が一生の間に何らかの症状を自覚することが明らかにされています。
特に顎関節の痛みは、10代から20代の若い世代で多く見られる傾向にあります。

 

治療方法の概要

顎関節症の治療方法は患者の症状や原因によって異なります。
一般的な治療法としては、薬物療法、スプリント療法、理学療法が挙げられます。
症状が軽減する病気と考えられているため、基本的には外科的治療を選択することは稀です。

 

注意点と他の疾患との関連性

顎関節症の症状は、他の疾患と似ていることがあります。
歯や耳、鼻などの近い器官だけでなく、心臓などの離れた器官の疾患でも、顎関節に症状を現すことが考えられます。
そのため、症状が長引く場合や別の疾患が疑われる場合は、専門医の診察を受けることを強くお勧めします。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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