歯並びを崩すNG習慣トップ5!今すぐやめたい口呼吸と舌癖

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文京区後楽園駅徒歩5分の歯医者・矯正歯科「文京いわぶち歯科・矯正歯科」です。
口元がだらしなく開きやすい 舌が前歯に触れている そんな些細な癖が歯並びを崩す主犯かもしれません。
歯列はゆっくり動くため日常の悪習慣に気づきにくく気付いた頃には噛みにくさや見た目のコンプレックスへ発展します。
日本矯正歯科学会が指摘するように生活習慣由来の歯列不正は適切なケアで十分に予防可能です。
今回は大人と子どもが共通して注意すべき五つの習慣と改善策を整理します。
読むだけで自分の癖をセルフチェックでき将来の矯正費用や健康リスクを減らせます。
結論は悪習慣を自覚し早期に是正することが最も簡単で費用対効果の高い歯並び予防策です。

 

口呼吸が歯列を崩す

鼻づまりや姿勢不良で口呼吸が続くと唇と舌の筋力が低下し前歯を支え切れません。
前方への空気圧と舌の沈下が合わさり出っ歯や開咬が進みやすくなります。
常に口が乾くため唾液の自浄作用が弱まり虫歯や歯周病のリスクも急上昇します。
耳鼻科でアレルギー治療を受け寝具や姿勢を調整して鼻呼吸に戻すことが基本です。
日中は唇を軽く閉じ舌先を上顎に当てるだけでも筋トレになり歯列安定につながります。

 

舌癖と夜間の歯ぎしり

舌で前歯を押す癖や唇を吸う癖は小さな力でも長時間続けば歯列を広げ空隙を作ります。
就寝中の歯ぎしりや食いしばりは体重の二倍以上の力が歯に加わり噛み合わせを乱します。
マウスピース療法に加え舌の正しい位置を覚えるMFTトレーニングが効果的です。

  • ・舌先をスポットと呼ばれる上顎の膨らみに当てる
  • ・奥歯は離し唇を軽く閉じ鼻呼吸を維持する
  • ・1セット30秒を1日10回行うと舌筋と口輪筋が鍛えられます。

早期対策でエナメル質の摩耗や顎関節症を未然に防ぎましょう。

 

姿勢と頬杖の影響

猫背やストレートネックでは頭部が前に出て下顎が常に引っ張られ噛み合わせがずれます。
頬杖は片側に持続圧をかけるため顔面非対称や歯列弓の変形を招きやすい癖です。
デスク環境を整え画面を目線の高さに置き椅子は骨盤を立てられる高さに調整しましょう。
スマホ操作時は両肘をつかず胸を開いて見る角度を10度以内に保つと頬杖防止に役立ちます。
姿勢改善は全身の筋肉バランスを整え頭痛肩こりの軽減にも直結します。

 

偏食と噛む回数の不足

やわらかい食事が中心だと顎骨への刺激が不足し歯が並ぶスペースが足りなくなります。
片側ばかりで噛むと筋力差が生まれ歯列と顔貌が左右非対称に変化します。
1口30回を目標に左右交互に噛むことで顎の発達を促し消化も助けます。

  • ・硬さの異なる野菜を毎食取り入れる
  • ・ガムやスルメで咀嚼トレーニング
  • ・水で流し込まず口内で食塊を形成して飲み込む

栄養バランスの改善は筋肉と骨の発育にも影響し長期的な歯列安定に寄与します。

 

虫歯と歯周病を放置した結果

痛みを避けて片側で噛む習慣が固定されると咬合平面が傾き隣接歯が倒れ込みます。
歯周病で歯槽骨が失われると歯が移動しやすく全体のアーチが広がり空隙が生じます。
重度虫歯で歯冠が崩壊すると咬合高径が低下し前歯が押し合って叢生が進行します。
定期メンテナンスとPMTCで病変を早期発見し力の偏りを未然に防ぎましょう。
治療後はナイトガードやリテーナーで長期的に歯列を保護することが再発防止の鍵です。

 

まとめ

歯並びが崩れる主因は遺伝よりも日々のちょっとした習慣に潜んでいます。
口呼吸や舌癖姿勢不良などを自覚し改善することで矯正治療の必要性を減らし健康寿命も延ばせます。
セルフケアで限界を感じたら早めに専門家へ相談し個別プランでリスクを最小化しましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

岩渕 雅諭 | Iwabuchi Masatoshi

日本歯科大学卒業後、医療法人社団学而会 永田歯科医院勤務、医療法人社団弘進会 宮田歯科医院に勤務し、
医療法人社団ビーズメディカル いわぶち歯科開業

【所属】
日本口腔インプラント学会 専門医
日本外傷歯学会 認定医
厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
文京区立金富小学校学校歯科医

【略歴】
日本歯科大学 卒業
医療法人社団学而会 永田歯科医院 勤務
医療法人社団弘進会 宮田歯科医院 勤務
医療法人社団 ビーズメディカルいわぶち歯科 開業

 

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