妊娠中の歯科治療について

治療

通常の歯科処置(クリーニング、歯石除去、虫歯治療、簡単な外科処置など)は行うことができます。
ただし、出産までに放置するとさらなる強い炎症をきたすと思われる症状がある場合の処置は、胎児・妊婦の方の状態を考慮した上で治療の実施を判断します。

  1. レントゲン撮影

    わたしたちは日常生活の中で常に自然放射線と呼ばれている微量の放射線にさらされており、これを自然被ばくと呼びます。
    自然被ばくには、太陽や宇宙空間から降り注ぐものなどごく身近なところに多く存在しています。
    妊娠中にレントゲン撮影をすると、放射線による被ばくが胎児に影響を及ぼすのではないかと心配される方も多いと思いますが、歯科でのX線撮影に際しての被爆は一日の自然被ばく爆の約1/3以下で、被ばくとしてはごく微量です。従って、過度に心配される必要はありません。また、いわぶち歯科ではデジタルX線装置も設置しております。
    デジタルX線装置では、従来のX線撮影での1/2〜1/10の被ばく量で済みますので安心して受診していただけます。
  2. 麻酔

    通常の歯科治療でよく使われているリドカイン(キシロカイン)という麻酔薬は胎盤を通過しますが、無痛分娩に使われる量よりもはるかに少ないことから、胎児への影響は少ないと考えられています。
  3. お薬

    妊娠中、薬を使用するときは、それが絶対に必要かどうかを十分に検討し、必要最小量を使用します。
    妊娠中に抗生物質や鎮痛剤などの「 飲み薬 」が胎児に影響を及ぼすのは、妊娠4〜10週といわれています。
    この期間であっても、抗生物質の場合はフロモックスやメイアクトなどのセフェム系およびペニシリン系であれば胎児にする安全性は高いと言われています。
    また、鎮痛剤であればアセトアミノフェン(カロナール)などは安心と言われています。