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IWABUCHI DENTAL CLINIC

歯を失った時の3つの選択肢|あなたに合う治療法の見つけ方

歯を失った時の3つの選択肢|あなたに合う治療法の見つけ方 文京区後楽園駅・飯田橋駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科「文京いわぶち歯科・矯正歯科」です。

虫歯や不慮の事故、あるいは歯根破折などによって大切な歯を失ったとき、これからどのような治療を受ければよいのか、お口や身体への影響を考えて大きな不安を抱える方は少なくありません。食事のしにくさや見た目の変化を解消し、自分らしい笑顔と快適な生活を取り戻すためには、それぞれの治療法の特徴を正しく理解し、ご自身のライフスタイルや価値観に合った選択をすることが大切です。

歯を失ってお悩みの方へ|まずは治療の選択肢を知ることから

失った歯の治療を検討する際、まずは現状を放置することによる身体への影響と、現在選択できる基本的な治療方法を整理することが第一歩となります。

歯がない状態を放置する4つのリスク

歯が抜けた状態のまま長期間放置すると、お口の中だけではなく全身の健康にまで悪影響が及ぶおそれがあります。具体例なリスクの1つ目は、隣り合う歯が空白スペースに向かって倒れ込んできたり、噛み合っていた対向の歯が伸びてきたりすることで、全体の歯並びや噛み合わせが大きく乱れることです。2つ目に、噛み合わせのバランスが崩れることで特定の歯に過度な負担がかかり、健康な歯の寿命を縮めてしまう点です。3つ目に、しっかり咀嚼できなくなるために胃腸などの消化器官に負担がかかるほか、噛む刺激が脳に伝わりにくくなる影響も懸念されます。そして4つ目に、抜けた部分から空気が漏れることで発音が不明瞭になり、特に人前で話す機会の多くなる仕事や日常生活におけるコミュニケーションに支障をきたす原因にもなります。

歯を補う治療法は主に3種類

失った歯の感覚や温度を取り戻すための治療法としては、主にインプラント、ブリッジ、入れ歯の3つの選択肢があります。これらはそれぞれ、固定するしくみ、外科手術の有無、治療にかかる期間や費用、仕上がりの審美性が異なります。患者さんのお口の状況やご希望によって、どの方法が最も適しているかは異なるため、それぞれの特徴を正しく比較することがポイントです。

【選択肢1】インプラント|天然歯に近い見た目と機能性

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨の中に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着することで、自分の歯と同じ構造を再現する治療法です。

インプラントのメリット

最大のメリットは、まるで天然の歯がよみがえったかのような優れた噛み心地と、自然な審美性を取り戻せる点です。顎の骨に人工歯根がしっかりと固定されるため、お食事の際もたわむことなく、硬いものでも安心して噛むことができます。また、ブリッジや入れ歯のように、周囲の健康な歯を削ったり、バネを引っ掛けたりして余計な負担をかけることがありません。これは、残された歯を守るためにも非常に大きな利点です。

インプラントのデメリット

一方で、顎の骨に人工歯根を埋め込むための外科手術が必要となることが最も大きなデメリットと言えます。顎の骨の量や、糖尿病や高血圧などの全身状態によっては、治療が適用できない場合もあります。また、健康保険が適用されない自費診療となるため、治療費が高額になる傾向があります。さらに、骨と人工歯根が結合するのを待つため、治療期間が数ヶ月から半年以上と長くなることも考慮する必要があります。

【選択肢2】ブリッジ|隣の歯を支えにする固定式の治療法

ブリッジは、失った歯の両隣にある健康な歯を削って土台とし、その上に橋をかけるように人工の歯を固定する治療方法です。

ブリッジのメリット

ブリッジの大きなメリットは、お口の中で固定されるため、入れ歯のように取り外しの手間がなく、自分の歯と同じような感覚でしっかりと噛めることです。外科手術が不要のため、身体への負担が少なく、インプラントと比較して治療期間が短いことも魅力です。また、基本的な設計であれば、健康保険が適用されるため、費用を比較的低く抑えられることも特徴です。

ブリッジのデメリット

一方で、最も大きなデメリットは、土台となる両隣の健康な歯を削らなければならない点です。歯は一度削ってしまうと再び元に戻すことはできず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、失った歯の分の噛む力もこの両隣の歯が肩代わりすることになるため、支えとなる歯の寿命が縮まってしまう可能性があります。構造上、人工歯の下の隙間に食べかすがたまりやすく、入念なセルフケアが欠かせません。

【選択肢3】入れ歯|取り外し可能で手術が不要

入れ歯は、歯を失った部分に人工の歯とピンク色の土台を組み合わせた装置を、隣の歯に金属のバネをかけて固定する取り外し式の治療法です。

入れ歯のメリット

入れ歯の主なメリットは、ほとんどの症例において適用が可能であり、身体への負担が最も少ない点です。外科手術が不要であり、隣り合う歯を大きく削る必要もないため、既存の歯を傷つけたくない場合にも選ばれます。また、保険適用ができるため費用が安価であり、治療期間も短いため、はじめの一歩として選択しやすいのも特徴です。万が一、他の歯を失った際も追加の修理が比較的容易に行えます。

入れ歯のデメリット

一方で、入れ歯はお口の中での違和感が強くなりやすく、話しにくさや食べ物の味わいが変わると感じることがあります。噛む力は自分の歯に比べて大幅に下がるため、硬いものが噛みにくくなる可能性があります。また、金属のバネが外から見えることがあり、見た目を気にする方にとってはストレスになることも考えられます。毎食後の取り外し清掃などの手間がかかるほか、長年使ううちに顎の骨が痩せてしまい、定期的な調整や作り直しが必要になることが多いです。

【項目別】インプラント・ブリッジ・入れ歯を徹底比較

ここからは、あなたの治療選択をより明確にするため、お口の審美性や機能性、そしてライフスタイルへの影響など、具体的な項目ごとにそれぞれを比較してみていきましょう。

見た目の自然さ(審美性)で比較

見た目の審美性において最も優れているのはインプラントです。顎の骨から直接歯が生えているように仕上がるため、自然な笑顔を作ることができます。ブリッジも自費のセラミックを選択することで天然歯と見分けがつかないほど美しく仕上げられます。一方で保険の入れ歯は、歯に金属のバネがかかるため、口を開けた際に金属が見えるのを回避しにくいという特徴があります。ただし、自費のバネのないノンクラスプデンチャーなどを選べば、入れ歯でも見た目を気にせずにご使用いただけます。

噛む力と食事のしやすさ(機能性)で比較

噛む力の回復度では、インプラントが口の中で最も自分の歯に近い力を発揮でき、天然歯の8割から9割程度の力でお食事を楽しめます。ブリッジは隣の歯がしっかりしていることを前提に、天然歯の6割程度の噛む力を維持できます。入れ歯は、噛む力が天然歯の3割程度にまで下がることがあり、硬いおせんべいやお餅などの粘り気のあるものを食べる際は、バネの緩みや痛みを感じることがあります。

周りの健康な歯への影響で比較

周りの健康な歯を守るという観点では、インプラントが最も優れていると言えます。周囲の歯を削らず、そして噛む力をインプラント自身がしっかりと支えるため、他の歯に余計な力をかけません。ブリッジは隣り合う歯を大きく削り、噛む荷重を共同で肩代わりするため、その歯の寿命を縮めるリスクが高まります。入れ歯は削る量は少ないものの、バネをかける歯に噛むたびに横揺れの力がかかるため、その歯への負担が長年にわたり蓄積してしまうことがあります。

費用(保険適用・初期費用)で比較

費用面を最優先する場合、健康保険が適用できるブリッジや入れ歯が強い味方になります。保険診療では、それぞれ数千円から数万円程度の自己負担で治療を受けることができます。これに対してインプラントは自費診療となるため、その初期費用は1本あたり30万円から50万円程度と高額になります。ただし、ブリッジや入れ歯でも、自然な見た目や高い耐久性を求めてセラミックや金属床を選択した場合は、自費診療となり費用が高まります。

治療期間と通院回数で比較

治療期間の短さでは、ブリッジが最も早く完了し、数回の通院でおよそ数週間から1ヶ月程度で新しい歯が入ります。入れ歯も制作や調整のために数回の通院、約1ヶ月程度が基本となります。これに対してインプラントは、顎の骨に人工歯根が結合するのを待つ期間が必要なため、早くても3ヶ月から半年、骨の増量手術などが伴う場合は1年近くかかることもあります。

寿命(耐久性)とメンテナンスで比較

長期的な耐久性においては、インプラントが最も寿命が長い傾向にあり、日ごろのお手入れと定期的な検診を行えば、10年以上使用できる割合が9割を超えています。ブリッジの平均寿命は7年から10年程度と言われ、土台の歯が虫歯や歯周病になることで再治療となることがあります。入れ歯は3年から5年程度で、顎の骨の形が変化するため、定期的な裏打ちや作り直しが必要になることが多いです。

あなたに合う治療法を見つけるための3ステップ

治療を選択するためには、自分の希望とお口の状態を整理し、ライフスタイルに合わせたステップで検討していくことがおすすめです。

ステップ1:それぞれの治療法が向いている人の特徴を知る

まずは、いずれの治療方法がどのようなライフスタイルやお考えに合っているか、特徴をご紹介します。

インプラントが向いている人

お食事の味わいや噛み心地を妥協したくないため、自分の歯と変わらない機能を求める方に向いています。また、他の健康な歯をこれ以上傷つけたくないという予防意識の高い方、自費診療の費用を準備できる方、治療後の定期的な検診や毎日のセルフケアをしっかりと継続できる方におすすめです。

ブリッジが向いている人

外科手術を回避したく、そして入れ歯のような毎日の取り外しの手間を避けたい方に適しています。治療期間をおよそ数週間から1ヶ月程度と短くしたく、固定式の歯で自分の歯のように噛む感覚を得たい方に向いています。

入れ歯が向いている人

体質や顎の骨の状態により、インプラントのような手術が困難な場合や、隣り合う歯を削りたくない方に選ばれています。また、費用を最も安価に抑え、何かトラブルがあった際にも容易に修理や調整をしながら使いたい方に適しています。

ステップ2:治療法を選ぶ上での優先順位を決める

ご自身の中で、「費用の安さ」「見た目の自然さ」「噛む力の強さ」「治療期間の短さ」のどれを最も重要視するかの優先順位を決めることが大切です。すべてを満たす完璧な治療はないため、自分のライフスタイルに照らし合わせて、大切にしたい要素を絞り込んでいきましょう。

ステップ3:長期的な視点で口の健康を考える

目の前の費用や治療期間だけではなく、10年後、20年後のお口の健康を見据えることも非常に重要です。体の一部である歯を守るため、その治療が周囲の歯にどのような影響を与えるか、マイナスの連鎖を進めてしまわないかを考慮することが、結局は全身の健康や未来の出費を抑えることにつながります。

治療法を決める前によくある質問

治療を前にして、患者さんが抱えやすいよくある質問をご紹介します。

Q. 費用は総額でどれくらいかかりますか?保険は適用されますか?

保険適用のブリッジや入れ歯の場合、自己負担3割の方は数千円から数万円の費用で治療を受けられます。インプラントの場合は自費診療となるため、検査・手術・被せ物を含めて1本あたり総額30万円から50万円程度が目安となります。自費のブリッジや入れ歯を選ぶ場合も同様に高額の費用がかかりますので、事前に確認することをおすすめします。

Q. インプラントの手術は痛いですか?時間はかかりますか?

インプラントの手術は、十分な局所麻酔を施した上で行うため、術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。手術にかかる時間も1本あたり30分から1時間程度と比較的短く、日帰りで受けられます。術後、麻酔が切れた後に軽い痛みや腫れが出ることがありますが、処方される痛み止めや抗生物質を内服することで、数日から1週間程度で治まることがほとんどです。

Q. どの治療法も一長一短で、どれが良いか決められません。

どの治療法もメリットとデメリットがあるため、まずは歯科医師によるお口の状態の検査を受けることをおすすめします。顎の骨の量や隣り合う歯の状態により、実際に適用できる選択肢が絞り込まれることも多いです。その上で、自分の希望やライフスタイルを伝え、医師と一緒に納得のいく治療を探すことが最も安心です。

Q. 治療後のメンテナンスは大変ですか?

いずれの治療を選んだ場合でも、長持ちさせるためには毎日のセルフケアと定期的な通院が必要となります。特にインプラントは、インプラント周囲炎などの感染症を防ぐために、通常の歯並み以上に入念なブラッシングが求められます。ブリッジも人工歯の隙間の清掃が必要ですし、入れ歯も毎日の洗浄が欠かせません。

まとめ:後悔しない治療法を選ぶために、まずは歯科医院で相談を

歯を失った際の治療には、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3つの選択肢があり、それぞれに重要なメリットとデメリットがあります。どの治療法が最も適しているかは、お口の状態、ライフスタイル、そして個人の価値観によって異なります。自分の希望を抱えたまま放置せず、まずは歯科医院で診断を受けて、あなたにとって後悔のない最善の治療を見つけていきましょう。

少しでも参考になれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございます。  

監修者

岩渕 雅諭 | Iwabuchi Masatoshi 日本歯科大学卒業後、医療法人社団学而会 永田歯科医院勤務、医療法人社団弘進会 宮田歯科医院に勤務し、 医療法人社団ビーズメディカル いわぶち歯科開業 【所属】 ・日本口腔インプラント学会 専門医 ・日本外傷歯学会 認定医 ・厚生労働省認定臨床研修指導歯科医文京区立金富小学校学校歯科医 【略歴】 ・日本歯科大学 卒業医療法人社団学而会 永田歯科医院 勤務 ・医療法人社団弘進会 宮田歯科医院 勤務 ・医療法人社団 ビーズメディカルいわぶち歯科 開業   文京区後楽園駅・飯田橋駅から徒歩5分の歯医者 文京いわぶち歯科・矯正歯科 住所:東京都文京区後楽2丁目19−14 グローリアス3 1F TEL:03-3813-3918